新件番号 | 102 | 件名 | 介護保険、医療保険及び年金制度の緊急な改善に関する請願 |
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要旨 | 基盤整備が不十分なまま介護保険制度が開始されたのに続き、高齢者に対する医療費定率一割負担や基礎年金給付における支給開始年齢の段階的繰延べも実施された。政府は今後も医療・年金・福祉の給付抑制など国民の負担増による社会保障の抜本改革を進めようとしている。しかし、大企業・大銀行のための公共事業や税金投入の無駄を見直せば、社会保障の財源確保は可能である。 ついては、国庫負担の増額を基本として、暮らしと社会保障を拡充するため、次の事項について実現を図られたい。 一、いつでもどこでもだれもが安心して介護サービスを受けられるよう、緊急に次の改善を行うこと。 1 六十五歳以上の高齢者に対し保険料を半額にする措置を復活させること。 2 低所得者などに対する保険料及び利用料を免除又は軽減すること。 3 国及び自治体の責任により、施設やホームヘルパーなどを早急に増やすこと。 二、医療制度の連続改悪を行わず、緊急に次の改善を行うこと。 1 七十四歳までの高齢者の医療費負担を二〜三倍に引き上げないこと。 2 健保本人の三割負担、大病院通院においては五割負担の計画を撤回すること。 3 差額ベッドなどの保険外負担を拡大しないこと。 三、年金制度を緊急に改善すること。 1 直ちに国民年金(基礎年金)の国庫負担割合を三分の一から二分の一に増やすとともに、無年金者や低額年金者を解消する措置を講ずること。 |