請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 42 件名 国連憲章等に基づきテロを根絶すること及び自衛隊の海外派兵反対に関する請願
要旨  多数の市民を無差別に襲った米国における同時多発テロは許すことのできない犯罪行為であり、世界の平和と安全のためにもテロを根絶しなければならない。しかし、報復戦争はテロに対する有効な解決策ではなく、新たな戦争と甚大な被害をもたらすものである。そのため報復の影響を懸念し、米国を始めとする世界各国において理性ある対応を求める声が強まっている。今世界が一致して行うべきことは、法による裁きであり、国連憲章及び国際法に基づいてテロの容疑者と支援者を厳正に処罰するため、国際連合を中心に事件の真相を究明することである。ところが日本政府は、テロ根絶を真剣に検討することなく、米国による報復戦争に参加するため自衛隊の海外派兵を進めている。これは、憲法第九条をないがしろにし、一層危険な状況をもたらす行為にほかならない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、報復戦争に反対し同時多発テロを糾弾するため、世界が力を合わせ、「法の裁き」によりテロを根絶すること。
二、戦争への参加となる自衛隊の派兵を行わず、憲法第九条を遵守すること。

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