請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 1 件名 行き届いた教育を進めるための私学助成の大幅増額等に関する請願
要旨  私学は公教育の一翼を担い、教育の機会均等を実現する上で大きな役割を果たしてきたが、私学の教育条件は公立と比較して劣悪であり、私立高校の教員一人当たりが担当する生徒数は、公立高校の一・三倍となっている。また、長引く不況の下、私学の学費は多くの家庭で重い負担となっており、経済的理由により退学せざるを得ない生徒が増加している。
 ついては、教育条件の悪化や退学者の増加などを防止し、すべての子供に行き届いた教育を進めるため、次の措置を採られたい。

一、長期不況下における子供の就学保障のため、公立・私立の児童・生徒に対する授業料減免制度や奨学金制度などを充実させること。
二、私学教育費減税を実現すること。
三、私学に対する国庫補助制度を堅持するとともに、経常費の二分の一助成が可能となるよう大幅な増額を図ること。
四、私学における保護者の負担を軽減するため、授業料直接助成を実現すること。
五、現在の施設整備補助を拡充するとともに、施設設備補助を実現すること。
六、行き届いた教育を進めるため、私学においては学級規模・専任教職員数など教育条件の公私格差を是正するための特別助成を実現すること。また、公立小中高校においてはすべての科目において行き届いた教育ができるよう、平成十四年度から三十人学級を実現すること。

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