新件番号 | 129 | 件名 | テロ対策特別措置法案等の廃案等に関する請願 |
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要旨 | 我が国は、憲法第九条を持つ特別な位置をいかすことなく、米国の報復戦争に参加するための法律を制定しようとしている。戦後半世紀にわたり培ってきた平和主義を放棄するに等しい法律が、十分な審議も行われずに数の力により制定されようとしていることは容認できない。「テロ対策特別措置法案」の制定及び自衛隊法の改悪は、米国の後方支援部隊として自衛隊が参戦できるようにするものであり、憲法及び自衛隊法に反することは明白である。法案が成立すれば自衛隊が戦争のために海外へ派遣されることになるが、輸送、補給、医療活動といえども明らかな作戦行動であり、武力行使そのものである。米国における同時多発テロは戦争によって解決できる問題ではなく、むしろ報復戦争はテロを生み出す社会的土壌を形成することになりかねない。また、「テロ対策特別措置法案」は戦死者が出ることも想定しているものであり、海外へ派兵される自衛官の家族や関係者は不安な生活を送っている。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、 憲法第九条をないがしろにする「テロ対策特別措置法案」及び自衛隊法改正案を成立させないこと。 二、 自衛隊の海外派兵を容認しないこと。 |