請願

 

第153回国会 請願の要旨

新件番号 69 件名 介護保険の緊急改善に関する請願
要旨  昨年十月から六十五歳以上の高齢者に対しても介護保険料の徴収が開始されたが、わずかな年金の中から保険料を払わなければならないことから、低所得者などの不安は高まっている。しかも、保険料については、特例措置として行われていた一年間の半額徴収は終了し、今年十月からは全額徴収が行われている。また、利用料の負担や施設及びホームヘルパーの不足などにより十分な介護サービスを受けられない状況が発生しているだけでなく、要介護認定においても痴呆(ちほう)が低く判定されるなど高齢者の生活実態を十分に反映したものとなっていない。さらに、介護度によってサービスの利用に上限が設けられているなど介護保険制度には多くの問題点がある。これらの現状に対し、自治体では保険料及び利用料の減免など独自の取組を行っている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、いつでもどこでもだれもが安心して介護サービスを受けられるよう、緊急に次の改善を行うこと。
 1 低所得者などに対する保険料及び利用料を免除又は軽減すること。
 2 国及び自治体の責任により、施設やホームヘルパーなどを早急に増やすこと。

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